「芯どめ」好きです。
2025-06-08
5月は、芭蕉の「葉落とし」と「芯止め」の季節です。芭蕉は生命力旺盛で、放っておくとあっという間に大きく育ちます。特に梅雨に入る5月は、一雨ごとにぐんぐん伸び、葉っぱも大きく成長します。その結果、畑の風通しが悪くなり、日差しも届きにくくなるため、中は薄暗いジャングルのようになってしまうんです。
そこで必要になるのが、葉落としと芯止めの作業です。大きく育ちすぎた糸芭蕉は、繊維が荒れてしまうのを防ぐため、伸びすぎないように上部をカットします。これが「芯止め」です。芯止めは年に3回行うことで、根元と上部の太さを均一にする効果と繊維を柔らかくする効果があります。まだ育ちきっていない糸芭蕉は、上部の葉を3枚だけ残して、他の葉をカットしていきます。
私にとって、この作業はなんといっても大好きなんです。鬱蒼と茂った畑で、育ちすぎた糸芭蕉をバッサバッサとカットしていくと、畑がみるみるうちにスッキリと整っていきます。ストレス解消にも最高ですよ。この作業は5月・7月・9月に行います。